2022.08.27 SCHOOL IN LONDON

来週に迫る!!



School In London
8/27(土)17:00-22:00
@SPACE
(東京都新宿区新宿5-4-1 Qフラットビル 地下1階)
¥2000 (1drink included)

DJ: 村田タケル / タイラダイスケ
Guest DJ: ナカシマセイジ(Alffo Records)

〈Time Table〉
17:00-18:00 タイラダイスケ
18:00-19:00 村田タケル
19:00-20:20 ナカシマセイジ
20:20-21:10 タイラダイスケ
21:10-22:00 村田タケル

お世話になるSpaceは初めてですが音響も環境も素晴らしいとの事。今回80分1本勝負、まさかこの年になるまでDJ続けてるとは思いませんでしたが、今でも尚こういった形でお呼びいただける度に、続けててよかったな、と思います。

関東県内でいつもオンラインで購入していただいてる皆さんに、直接お礼を言いたい気持ちは海々山々ですので、お時間作っていただき是非遊びに来てください。

ちなみに当日27日店主はいませんが、大阪ALFFO RECORDSは絶賛店舗営業しております。翌日28日は臨時休業とさせていただきますので何卒ご了承くださいませ。

 

話は変わりますが、HBO制作のウッドストック99のドキュメンタリーが凄まじい。

1999年といえばノストラダムスの大予言(地球滅亡のあれ)、2000年問題、NATOのユーゴ空爆(これに関してはかなり当時多くのアーティストがインタビューで憤っていた)など、世界中で様々な混乱とフラストレーションが鬱積していた時期だったと記憶しており、加えてアメリカの音楽シーンはBackstreet BoysやNsync、Britney Spearsらアイドルポップがメディアを席巻、「MTVがニコロデオン化した」という物言いがある程であった。

当時からしてフェミニストでミソジニーに徹底して批判的だったKurt Cobainが自死(1994)して以降、オルタナティヴロック、グランジは徐々に衰退化し始め、巷にはびこるアイドルポップのバックラッシュとして台頭し御始めたのがRATM、Korn、Limp Bizkit、Marilyn Mansonといったバンド達である。

99年のラインナップはというと、3日間のうち主な女性アーティストはたったの3組。目玉とされたのはRATM、Korn、Limp Bizkit、Megadeath、Metallica、RHCPなどである。どう考えても「愛と平和のロックフェス」にしてはバランスを欠いた、オフェンス全振りラインナップである(バンドが悪い訳では全くない)。この様な状況下で灼熱、ペットボトルの水5ドル(ちょうど500円くらい)、などの悪環境が火に油を注ぐ形になり、必然的に暴力がはびこる無法地帯に、それはもはや「戦争そのもの」であったという言葉は映像からもしっかり伝わってくる。理性を強制的に剥がれた人間はいかなる状況下においても、等しく残酷に、野蛮になってしまうのである。

97年、98年のフジロックも生命の危機を脅かされる瞬間はあったものの、流石アメリカは桁違い。印象的だったのはその直後にスタートしたコーチェラフェスは徹底した管理と対策を行い、今日まで世界屈指のフェスとして賞賛されている事であろう。

映画『ゴッドファーザー』の制作舞台裏を描いた『The Offer』といい、プロデュース、オーガナイザーという裏方のお仕事が持つ重要性について非常に考えさせられる昨今、各方面でオーガナイズをするタイラダイスケも村田タケルも手放しで尊敬してます。なんてお後のよろしい締め方でしょう我ながら。


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