生ける伝説OPN最新作。メロディックなポップとアンビエント、エレクトロニカの境界線を曖昧にするという点では2020年の『Magic Oneohtrix Point Never』の延長線上にあると思われる。だがエッジ―なビート、シンセ、非構造的なサウンドコラージュはより主張を持って立ちはだかりある種の混乱を招く。もはやDaniel LopatinはWeeknd、Soccer Mommy、Weyes Bloodらのプロデュ―スだけでなく、映画、CM音楽でも現音楽シーンに多大なる功績を残している最中であり、OPN自身の名義のアルバムのパレットがこれからどれだけ広大になろうとももう驚きはしないし、両断する術も無い。どこかのレビューで「最も尖っていた時の坂本龍一」と書かれていて妙に納得してしまった限定ブルーヴァイナル2LP（帯付あり）。
※先着で『ワンオートリックス・ポイント・ネヴァーとエレクトロニック・ミュージックの現在』なる小冊子とステッカーをお付けします
Tracklist:
A1. Elseware
A2. Again
A3. World Outside
A4. Krumville
B1. Locrian Midwest
B2. Plastic Antique
B3. Gray Subviolet
B4. The Body Trail
C1. Nightmare Paint
C2. Memories of Music
C3. On an Axis
D1. Ubiquity Road
D2. A Barely Lit Path
D3. My Dream Dungeon Makeover
