盟友King Kruleが参加、UKエレクトリック・ミュージックシーンのパイオニアにして、これはもう「インディーロックのアルバム」と呼んで差し支えないのではなかろうか、Mount Kimbieの4thアルバム。デュオからカルテットに増員したこともこの大きな変化に起因していそうだが、元々主要メンバーのDominic MakerはTV on the Radio、Yeah Yeah Yeahsといったロックバンドからの影響を公言していたので卵が先か鶏が先かは定かではない。それにしてもデビュー当時のMount Kimbieがまさかこんなサウンドを鳴らすとは恐らく誰も、本人ですら思ってなかったのではなかろうか。なんとなくではあるがDamon Albarnが持っている多用多彩すぎるサウンドパレットにも通じるものがこのアルバムからは溢れているし、前歴を覆す野心をもってして、見事変化してみせた才も半端ない。とにかく一周聴いただけでとても愛おしい作品になってしまったけど、きっとたくさんの人が同じ思いだと思います。日本限定帯付きオレンジヴァイナル。
Tracklist:
A1. The Trail
A2. Dumb Guitar
A3. Shipwreck
A4. Boxing feat. King Krule
A5. Got Me
B1. A Figure in the Surf
B2. Fishbrain
B3. Yukka Tree
B4. Empty and Silent feat. King Krule
