2025 MUSIC
YEAR END LIST
YEAR END LIST
2026.03.01 KNIFE & SPOON
BEST NEW ALBUM
MITSKI / NOTHING'S ABOUT TO HAPPEN TO ME
Fuji Rock Festival '26 出演決定、世界的アーティストとなったMitskiの8thアルバム。アルバムがリリースされる度に思うのは、彼女のアーティストとしてのアイデンティティーはずばり「実存的不安」に他ならず、"Your Best American Girl”のブレイクでインディーシーンの寵児として迎え入れられた頃からもそれは一切変わっていないと思う。彼女は常に「内外」とギリギリのラインで葛藤してはいる事は作品を紐解けば明らかで、だが何故Mitskiが特別なのかというQに対するAは、「鋭い洞察力、それを表現できる文化的素養」を備え持っているからだと断言できるであろう。冒頭"In A Lake"を聴いて思わずカレン・カーペンター(もまた世界的ポップスターでありながら拒食症という病理を抱えていた)を重ねてしまったのは必然。ともあれ、60年代~00年代に至るまであらゆるリバイバルが
周期的に勃発するのが世の常ではあるが、Mitskiほど、個のオリジナリティを保持し、視覚的にも聴覚的にも極めて優れた表現に落とし込み続けているアーティストは他に思いつかない。限定Tansy Yellow Vinyl
BEST NEW ALBUM
GEESE / LIVE AT THIRD MAN RECORDS
来日公演の余韻冷めやらぬGeese。昨年の文句無しベストアルバム『Getting Killed』のリリース直前、ナッシュビルにある〈Third Man〉で披露されたLiveアルバム。『Getting Killed』収録曲に加え、配信のみのEP『4D Country』から"Space Race"、そして公式リリースはされていない"I Will Let You Down"を収録。端的に言ってメチャクチャ音質/圧が優れているので、Geeseの剥き出しの、凄まじいLiveを追体験するにはこれ以上の素材は無いとしか言いようが無い。普段あまりLiveを音源買わない自分もこれは即Buy。