2025 MUSIC
YEAR END LIST
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Saturday, April 25th
・HEAVY MELLOW
BEST NEW ALBUM
GIA MARGARET / SINGING
ピアノ主導のインストゥルメンタルでありながらも驚異的ロングセラーを続けるアルバム『Romantic Piano』に続くGia Margaret待望の4thアルバム。「自我の死」と自ら語った声帯の負傷から復帰、2018年以来となる初のボーカルアルバムとなっており、確かに彼女のこの幽玄で繊細な天性のボーカルを長年封じられるという事の苦悩ははかり知れない。だがしかし、苦難の渦中だからこそより研ぎ澄まされたアンビエンス、そして障壁を乗り越えた先にある「生の肯定」がボーカルに溢れており、シンガー/アーティストとして比類なき成長を遂げたであろう事は明確である。作中最もポップな"Good Friend"、青葉市子に捧げられた"Ambient for Ichiko"、Kurt Vileがギターソロを奏でる"E-Motion"など、全編ハイライトと断言します限定Sunshine Vinyl+Lylic Book封入
BEST NEW ALBUM
MOMOKO GILL / MOMOKO
2025年にリリースされたMatthew Herbertとのコラボ作『Clay』でその名を知った方も多いのではなかろうか、ロンドンを拠点に活動する作曲家、プロデューサー、ソングライターMomoko Gillのデビュー・アルバム。幼少期から10代の多くを日本とカリフォルニアで過ごし、これまでにAlabaster DePlume, Coby Sey, Tirzahといったオルタナティブ・ミュージシャンとコラボ。既に厚めのキャリアが物語るように、このデビューにはスピリチュアル・ジャズ、エレクトロニカ、トリップホップなど、異文化かつ多様なエッセンスが封じられており、だがしかし人間味を損なわない温かみのあるサウンドプロダクションはBjork、あるいはMitskiすら思わせる程。プロテストソング"When Palestine Is Free"には、「表現=アート」が現実社会に何かしらポジティヴな影響を与え得るかもしれない(与え得る筈である)、という希望が存分に込められている事は言うまでも無い2026年必聴必携盤
BEST NEW ALBUM
BLACK FONDU / BLACKFONDUISM
ロンドンを拠点とするグリッチホップ界の若き才人Black Fondu。「ハイパーポップ界のLoveless」 の異名を与えられたアルバム『Blackfonduism』が〈SCENIC ROUTE〉(Nourished By Time, Horse Vision)から遂にリリース。Gwen Stefaniの"Hollaback Girl"をサンプリングした"holla back girl"は準備体操(かまし)でしか無く、Death GripsやJPEGMAFIAばりの異形な電子ノイズをまき散らす悪童極まりない暴れっぷり。”IN D4 CLUB”、"C00N V2"、"BLACK1E"、そして強烈な余韻を残す"#music"に至るまで、とりわけ後半のカオスっぷりがヤバく、20代前半の抱える混乱をオブラートに包まずブチかましているかの様で圧倒されたまま私即Buy